2014年8月 3日

挑戦する日本画:1950~70年代の画家たち

「挑戦する日本画:1950~70年代の画家たち」名古屋市美術館。
今までに何度このテーマのような展覧会を観たのだろうか?と思いつつ(とは言っても数回かな・・)、それでも名古屋にせっかく居て、観ないわけにもいかないでしょう。
メインビジュアルは一番有名であろう東山魁夷の穏やかな作品ですが、実際は当時の変わった日本画というか、エッジにあるものです。
パンリアル協会(星野眞吾、三上誠)、ケラ美術協会(岩田重義など)などはこのタイプの展覧会でしか見ない作家かも。
昔、日本画塾で天野一夫先生の講義で授業を受けたのが懐かしい展覧会内容でした。ボリュームある見応えある展示でした。常設展も良かったです。

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北田克己個展「林泉遊楽」。

北田克己個展「林泉遊楽」。名古屋三越。

この北田克己先生の個展は東京日本橋の三越で6月に開催されておりましたが、私自身の個展の直前で行くことが叶わずにおりました。
運よく名古屋で拝見することになり、タイミングが良く、嬉しかったです。

私が東京芸大在学中に北田克己先生は当時、講師をしていました。私は4年間一回もお話する機会もなかった先生なので、今回少しお話しましたが緊張しましたね。

最初に作品を観たのは山種美術館賞展だったと思います(20年くらい前)。その時からかっこ良い絵だなぁと思っていましたが、今回の個展では幾何学的で複雑な構成による大作が沢山観れて、当時よりもさらに感銘しました。

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2014年7月 3日

「阪本トクロウ+佐藤好彦」展

「阪本トクロウ+佐藤好彦」展

会期:2014年7月5日(土) - 7月28日(月)
  【休廊日‐火水木】
時間:午前10時―午後6時

会場:ギャラリー桜の木 軽井沢店
   長野県北佐久郡軽井沢町 軽井沢1151-21
   TEL:0267-41-2788

http://www.sakuranoki.co.jp/

◎7月5日(土) 午後2時より オープニングパーティー
◎7月20日(日) 午後2時より 茶話会(作家自身による作品解説あり)

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2014年6月14日

「齋正機展~やさしい日常の風景~

齋正機先生が展覧会の図録を送ってくれました。展覧会は岡山県にある瀬戸内市立美術館での「齋正機展~やさしい日常の風景~」。会期は2014年5月31日~7月21日です。大学に入る前の浪人中に河合塾美術研究所で当時、齋正機先生が講師をしていまして、受験の指導を受けておりました。その当時、齋先生はまだ名前が齋藤先生でしたが、まだ作家活動を本格的にしておらず、授業後に食事なども一緒にすることも多かったですし、卓球やらバトミントンやらボーリングやら、色々付き合ってくれる先生でした。濃密な時間を過ごすことが出来て、非常に楽しく学べましたし、技術的にも飛躍的に上達して受験することが出来て大変感謝しております。20年も前ということが信じられません・・。私が大学に入学し、一年生の時に博士にいた三沢祐一さんが急逝しましたが、同級生の齋先生はその三沢さんの遺作展で膨大に残されたスケッチを観て、自分の身の回りのスケッチを始めたと昔聞きました。齋先生はクロッキー帳にそれ以来現在まで膨大にスケッチを描き続けていまして、それが作品の元になっています。作品は(写真では伝わりづらいですが)色面に温度や湿度を感じるものになっています。たとえ雪景色を描いていても暖かい温度を感じるような画面です。齋正機先生は福島県の出身ですが、震災後、地元を見て回ったそうです。図録に載っている作者の言葉を読むと、私と同じような考えをしていて、やはり近くにいてくれる作家なのだと思いました。
瀬戸内市立美術館
http://www.city.setouchi.lg.jp/~museum/index.html

齋正機ホームページ
http://masaki-sai.jimdo.com/
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2013年1月11日

十一屋コレクション

山梨県立美術館。「十一屋コレクションの名品ー野口柿邨をめぐる文人たちー」。富岡鉄斎、日根対山、野口小蘋ら南画、文人画を中心にした展示。
これらの作品はもう絶滅してしまった絵画の流れで現在でこの流れを正当に受け継いだような作家はいないのでとても貴重とも言えるでしょう。しかし、これらの絵画の見かた、良さ、凄さが実感を持って観れる観客もどんどん少なくなるのではないかと思います。実際、私が受けた美術の教育とは全く違う作り方で、それほど大昔というわけでもないのに分断されたその距離はかなり遠く感じます。
当時、どんなことを考えて絵を制作していたのか想像しながら観てました。また、この流れが分断されなかったら自分はどんな作品を現在作っていたのだろうかと想像していました。

写真は美術館入口近くにあるブールデルのケンタウロスです。

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2011年3月11日

行ったら行ったで

先週にニューヨークのアートフェアをいくつか観てきました。
アーモリーを中心にボルタ、パルス、スコープ、ADAA、インディペンデントの6つを観ました。
他にもいくつかフェアをやっていたみたいですが、主要なものはとりあえず観れました。
アーモリーのモダンとADAAは美術館にあるような作品が数多く観れて嬉しい感じ。
アーモリーのコンテンポラリーはコンセプチュアルな作品が結構多く、作品のレベルも
やっぱり高く感じました。コンセプチュアルな作品だけに作品の出現の出所が良く分からないものも多かったですが「コンテンポラリーアート」らしい言語、方法で作られていて観ることが出来て良かったです。
他のフェアはもうすこしグラフィカルな表現や視覚のトリック的な表現の作品も多く見られたような印象です。
インディペンデントは実験的な作品が多かったというべきか、よくわからない作品が多かったです。作品だけいきなり観ても駄目なのだろうと思います。英語苦手なんで話すことも出来ないのでとりあえず観たという感じ。
それぞれのフェアはブースの広さが限られていることもありチェルシーのギャラリーで体験するようなびっくりするほど大きいとかいうこともなかったです。ちなみにアートフェアなので全部売り物だったと思いますが、売れていたかどうかは私自身あまり興味がなかったのでその辺は分かりません。

NY在住で芸大の先輩の原田隆さんと今回は一緒に見て回りました。
芸大の日本画の博士出た後、ヨーロッパとアメリカにずっといるので珍しい作家ですが、
今でも割と作品の美意識は昔と変わらないものを持っているのですよね。
一緒に見て回る人がいると感想を述べ合うことも出来ますし、良いですね。
今回も非常に助けていただきました。

あとはNY在住の友人作家の古川弓子さんとMOMA行ったり、古川さんのアトリエ見学したりもしました。
計画しているプロジェクトのプレゼン資料なども見れておもしろかったです。NYで作家活動して生きていっているのはすごいことですね。卒業後早々と山梨の実家に逃げてしまった私とは大違いです。行動力があるので私も見習わなければ・・。あと古川さん、頭が良いから話がおもしろいのですよね。

といった感じで行くのも疲れるのですけど、行ったら行ったで中々楽しかったのでした。

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2010年11月 1日

E&Cギャラリー

福井のE&Cギャラリーで初日にギャラリートークをしました。
学生が多かったのですが、結局私は自分のことしか話せないし
それが他の人にも共通した問題であるとは限らないわけで
アドバイスにはならないことでしょう。
考え方と作り方はざっと言えたので良かったとしましょう。
いろいろな作家を毎月展示してトークしてもらっているようなので
作家もいろいろ居るということはわかるでしょうね。

星の数ほどいる作家の中から選んで呼んでもらいうれしかったですね。

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2010年4月26日

NINE COLORS

グループ展に出品します。

展覧会名 「NINE COLORS」

場所 西武渋谷店 B館8階 美術画廊

会期 2010年4月27日(火)〜5月9日(日)

出品点数 6号~12号を2~3点

出品作家 石井鈴・金丸悠児・阪本トクロウ・末宗美香子
冨田典子・成瀬遼・深海武範・三木はるな・安岡亜蘭

毎年開催していますが今年からメンバーが入れ替わりました。

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2010年3月11日

グループ展

昨日から始まっているグループ展に出品しています。
今回でこの展覧会は5回目で私自身は3回目から出品しています。
今年でこの企画も一旦休止になるそうです。
グループ展も毎年やると慣れてきてしまうので、
そんなに何回も続けるものではないと思っているので休止で良いと思います。
展示って言うのは基本一回勝負だと思います。
(休止の理由は展示が不評だからではなく百貨店の改装のためです。)

グループ展「小説を描く」展

会期 2010年3月10日(水)~3月16日(火)
   10:30~19:30(最終日は午後5時まで)

会場 銀座松坂屋別館4階 美術画廊

出品作家
磯部光太郎、遠藤麻木子、大浦雅臣、越畑喜代美、阪本トクロウ、関本麻己子、高崎昇平、森燐、丸山友紀、芳永彩夏

出品作品 小品2点

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2010年3月 5日

グループ展

昨日から大阪でグループ展に出品しています。

展覧会名 「銀河の会」

場所 近鉄百貨店阿倍野本店 美術画廊

会期 2010年3月4日(木)〜10日(水)

出品点数 3号~10号を3点

出品作家 石井鈴・今川教子・岩田壮平・菅かおる・釘町彰・阪本トクロウ
千住博・東儀恭子・冨田典姫・フクシマサトミ・中村貴弥

このグループ展も今回で4回目になりました。

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