周縁
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森博嗣「喜嶋先生の静かな世界」。講談社文庫。カバーデザインは鈴木成一デザイン室。
小説の装丁画は年に一度くらい使って頂いています。
この作品は2008年に描いたもので、色々なところで展示しましたし、メディアに載ったことも多い作品ですね。
(ちなみにこの絵の取材場所はセブンイレブンの裏の従業員の出入りするところです)
小説の内容は、まだ読んでおりませんが、
「学問の深遠さ、研究の純粋さ、大学の意義を語る自伝的小説」と紹介されています。
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アートコレクターズ10月号。特集「やっぱり日本画が好き!」。千住先生のインタビューが載っており、その後のページに「千住博が推す17人の作家たち」というページに載せて頂きました。千住先生からのコメント付きです。他のページでは友人も多く載っておりました。他のページは人気作家や注目作家の紹介記事や芸大の第三研究室と保存修復の研究室の記事などです。http://www.tomosha.com/collectors/
千住先生のコメントは非常に好意的なものです。
もう最初にお会いした日から13年ほど経ちますが、いつも応援し、励ましてくれます。
現在の私がその当時の私の作品をもし見ることがあったならかなりダメ出しするのではないかと思います。
駄目なところを見るのではなく、なんとか良いところを探してくれていましたね。
一人で制作をしていると時として不安にかられるものです。
周りに誰か理解者が居てくれることは続けていく上で必要なことです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、1人理解者がいてくれれば生きていけるのではないかと思います。
尊敬の気持ちを持っていますが、一方で尊敬しすぎないという気持ちでもいます。
私は別の方向、方法で作品を高みに持っていきたいと思っています。
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月刊美術2013年10月号巻頭特集「日本画新世代 50人の仕事」。私の作品は個性派という括りで1ページ載せて頂きました。日本画の特集なので友人もたくさん載っておりました。いくつか画像を送りましたが、日本画らしくないものを選んで頂きました。全体的に具象のオーソドックスな作品が多い印象です。美術市場における人気度、期待度を基準に選んだと書いてあるので実験的な作家は少なめです。月刊美術は久しぶりに載せて頂いた気がします。
日本画の定義は捉え方によっていくつもの定義があります。
そのどれもがぼんやりとして曖昧なところがあるので私のような岩絵具と膠を使った作品では無いものも日本画作家として選ばれることがあります。
少なくともその周辺というか曖昧な境界の上にいることは自覚しています。
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個展のお知らせ。
阪本トクロウ「Trace」
会期:2013年7月13日(土)~2013年9月7日(土)
オープニングレセプション 7月13日(土)18:00〜20:00
夏季休廊8月11日~19日
時間:12:00~19:00
休日:日・月・祝
会場:キドプレス
http://www.kidopress.com/
このたび、キドプレスでは2009年に引き続き、二回目となる阪本トクロウの個展を開催いたします。 新作のペインティングに加え、今回新たに制作されたメゾチントによる銅版画を展示いたします。
阪本トクロウは1975年に山梨県塩山市に生まれ、同地にて制作を続ける作家です。
描くモチーフに「どこにでもあるもの」というルール決めて描くようにしている、という作品からはその場所の空気、におい、音までもが想像され、鑑賞者の誰もが一種の既視感を覚えるのではないでしょうか。
さらに阪本の魅力は、見慣れたはずの風景の向こうに待つ非日常に触れるところにあります。洗練された構図、空への視線誘導、柔らかな色調や、明快に取り出された形、それらいくつもの要素が、時が停まっているような静寂と現実世界から切り離されるような心地よい距離感を生んでいます。
福田平八郎の「漣」を思い浮かべて描かれた「水面」、東京の常宿の窓から眺めた町の灯りが幾何学的に美しく煌めく「夜景」のシリーズなどは、今回、初めてメゾチントでの制作を試みています。 (mezzotint: 銅版画の技法の一種で、あらかじめ版面に専用の道具で、黒い版を作り、それを削ることで描画する技法のひとつ。フランス語ではマニエール・ノワール(黒の技法)とも呼ばれ、黒い背景に浮かび上がる豊かな明暗濃淡が柔らかい階調を生み出すのが特徴です。)
[作家コメント]
作品の制作では風景を写真に撮り、そこからシルエットの形を抜き取って画面にトレースする方法を多用します。その抜き取ったシルエットをコラージュのように貼り付けて構図を作ったり、レイヤーを重ねて奥行きを出すような作品も作ります。
今回のメゾチントでの版画制作は特にこのトレースの部分だけで作った作品といえます。
形を丁寧に追って転写するだけです。
何かを伝える為のものではなく、世界を見て、それをなぞった跡がただ現れれば良いと思っています。
また今回の技法メゾチントではインクを乗せたくないところを平らに削ったり、擦ったりしたのですが、銅版なのでエッジの効いた鋭利な印象を持つ版が出来上がりました。それが刷ってみると地と図の境界が思いのほか柔らかく、さらに深さも出してくれることも驚きで、面白く制作出来ています。
初めての技法とその制約が良い形で作用し、自分と作品との距離感が上手くとれたものが出来つつあります。
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写真専用に使っていたブログが調子良くなくて別のブログに移転しました。
Tumblrがサブでもう一つブログが作れたので良かったです。
特にどうということもないのですが、載せている写真がそのうちに制作の役に立ってくれたらよいのですが。
投稿が上手く行かなかったので最近のは載っていないです。
ブログはTumblrが一番良いし、なにより面白いですね。この文章を書いているココログももう少し使い易くなってほしいです。
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明日から代官山アートフロントギャラリーで個展が始まります。
個展 阪本トクロウ「遠景」
場所 アートフロントギャラリー(代官山)
日時 2012年6月1日(金)~17日(日)
11時~19時
月曜休廊
オープニングレセプション1日 18時~20時
出品点数 57点
地図などの詳細はこちら
http://homepage3.nifty.com/tokuro/tenjiyotei.htm
よろしくおねがいします。
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個展 阪本トクロウ「パララックス」
場所 銀座三越 8階ギャラリー
日時 2012年2月1日(水)~14日(火)
10時~20時 (最終日16時閉場)
ギャラリートーク 2月4日
出品点数 新作を中心に20点~25点程度
作家在廊日 2月3日、4日、5日、11日、
作家在廊日は予定です。
地図などの詳細はこちら
http://homepage3.nifty.com/tokuro/tenjiyotei.htm
「呼吸」600×1420mm アクリル・白麻紙
よろしくお願いします。
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アートスケープに岩手県立美術館の大野さんの解説で作品を紹介してもらいました。
私には取材は無かったのですが、非常に丁寧に調べてあり、作品データなども過去に経験したことが無い緻密さです。
同じアートアーカイブ探求のバックナンバーを見るとビックネームばかりでビックリしました。
良い記事を書いてもらい感謝します。
アート・アーカイブ探求
阪本トクロウ《アフターイメージ》──ニュートラルで自由な余白「大野正勝」
影山幸一2011年10月15日号
http://artscape.jp/study/art-achive/10012481_1982.html
よろしくおねがいします。
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