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2014年4月23日

悩みは良いけど迷いは良くない

悩みは良いけど迷いは良くないということがあって、
作りたいものが何なのか、はっきりとビジョンがあって、その方向に行きながらどうしたらより良くなるか悩むのは当然ですが、方向が決まらないのは確実にほとんどの場合上手くいかないので、そういった意味で迷いは良くないです。
何も決めずにゴールは絵が決めてくれるという作り方もあって、私も度々その手法も使いますが、その手法も自分が「意図しない自然に出来たもの」を利用するというような意図があって目指すものは明確な時にこそそういう考えになります。
結局、言葉と思想が決定する部分というのは多くて、そういったところが定まらないと制作が滞ることが多いです。
何でも描いてみれば良いじゃないかと思うと同時に、理由もないのに描くことは出来ません。

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2014年4月21日

フラグメント

フラグメントという展覧会名が付く展示を観ました。
私も壮大で深遠なスケールの大きい作品を出来ることなら作りたい。
でもだいぶ前に諦めて、その時は絶望したものです。
フラグメント(fragment)。かけらや断片といった意味。
作ることをやめることはできない私は身の回りの小さなフラグメントから作り始めることで、今も作り続けていられるのだと思います。
些細なことに目を向けると自分が思った以上に作ることができ、広がる気がしました。
自分の身の回りのことしかリアルに表現出来ないし、今はそれで良いと思っています。

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2014年4月11日

作家になる方法

美術館やギャラリーでの展示は意識して出来るだけ観るようにしています。

たまに自分より年下の人から「作家になる方法」を聞かれます。
私の思う作家になる方法は簡単な3つのことです。
まずたくさん作ること。
その作品をたくさん発表すること。
そしてたくさんの作品を観ること。
この3つだけだと思います。

美術大学ではこの3つが何も意識しなくても出来ているはずで、問題は卒業後と言えるでしょう。大学時代は3つとも自然に体感出来る幸せな時間なのです。

この3つの中で大切なのは私は「観ること」だと思っています。

縦軸として自分の作品がどのような系譜で作られているのか、横軸として自分の作品が現代の表現としてどこに位置しているのか。それを知らずに作るのは地図を持たずにゴールを目指すようなものです。

経験上、実際に作家活動している作家の方々は本当によく観ている印象があります。作っているだけの作家は活動が停滞して、くすぶることが多い印象があります。
絶対無二の強烈な個性を持っている作家は作ってたまに発表するだけで良いのですが、多くの作家はそうではないはずです。

東京などの都会に止む終えず住めず、地方に住んでいる作家のリスクは多くの展覧会を観ることが出来ないことだと思います。(←地方の方には特に強調したい)

作品は多くの場合自分の中から生まれてきたのではなく、関係性の中から出来てくるものだと考えます。

「作家になる方法」を聞いてきた人の多くの人は「作家になる方法」ではなく「どうやって作品を作り続けて生きていくか?」「どうやって収入を得るのか?」という方法を知りたがっているのだと思いますが、それはそれぞれの作品によって違うのでなんとも言えないのですね。牡丹や富士山の絵を描いている作家とパフォーマンスやインスタレーションやっている作家では正解は違うことでしょう。それは多くの先輩の活動を参考にするしかないでしょう。

「他人の作品を観る」ことは上に挙げたこと以外にも、実は色々な活動する上でおまけのように有益なことが実はいっぱいあります。それは簡単に一つだけ言うと作品だけではなく、色々な人に会えるということですね。多くの場合、会うことで広がり、進むのです。人に会わないと何も始まらないのです。
私は大学だけに限りませんが、色々な意味で鑑賞教育をしてほしいと願っております。

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2014年4月 2日

時間

そんなに小さい作品が得意な方ではありません。
それなのに頼まれる作品は小さい作品ばかり・・。
小さい作品を!もっと小さい作品を!といった感じです。
絵に簡単なものなどなく、どの作品も大変ですが、サイズが小さくてもそれは同じです。
極小なサイズの作品はどうやっても自分には良い作品は作れないというのが現在の実感です。
小さい作品でも結構時間がかかってしまうことが厄介なところです。
一方で1mから2mくらいの自分の作りやすい身体に合ったサイズは、
この日本ではほとんど売れないので、そればかり作ることも出来ません。
全部まとめて作りたいところですが、問題はやはり時間ですね。
人生の問題のほとんどはお金と時間ですね。
特に時間です。
お金も結構な割合で時間を買うために使うことも多いですし、
本当に時間は大切にしたいものですね。

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